43日目_バルセロナ
今日はカサ・バトリョへ行く日だ。
11時に予約してある。
朝ごはんがないので、朝からパン屋へ向かう。
クロワッサンと大きい源氏パイみたいなパンを買う。
同じようなパンを2つ買ってしまった。
パンがそんなに好きじゃないのでこうなりがち。
日本のパン屋でもデニッシュ、クロワッサン、アップルパイとかの組み合わせで買ってしまう。
牛乳と一緒に食べる。
2つはちょっと多かった。同じような味。
カサ・バトリョへ出かける。
宿から近い。15分ほど歩いて到着。
たくさんの人が並んでいる。
事前に予約していても入るために並ばなくてはならないとはすごい人気である。
10分ほど並んで中に入ることができた。
入口でスマホガイドを渡してもらえる。
うれしいことに日本語対応である。
このガイドがなかなかハイテクであった。
建物内の番号に従ってスマホガイドのボタンを押して、スマホをかざすとかざした部分の建物内の様子がスマホに映し出される。
スマホガイド内では実際にはない置かれていない家具や絨毯が映し出されており、当時の様子が再現されている。
また、たまにカメが泳ぎだすなど面白いエフェクトもある。
スマホガイドを見たり聞いたりしながら、回るとなかなか時間がかかった。
1時間ぐらい。見ごたえがある。
25ユーロ出して入った甲斐があったなと思った。
吹き抜けのタイルの色について、光を取り入れるために上のほうは青、下にいくにつれ水色→白と色を薄くしているという話は印象的だった。
単に装飾としてのグラデーションではないのか。感心した。
また、扉の取っ手について、手に馴染むよう実際にガウディ自身の手形を石膏で取り、それをもとにして作成しているという話も印象に残った。
ガウディの建築は美しさと実用性を兼ね備えている。
それはなかなかできないことなのですごいなと思った。
見学が終わり、しばしベンチで休憩する。
階段を上り下りするので結構疲れてしまった。
次に行くところを決めていなかったが、鉄観音ミルクティーが飲みたいなと思いタピオカ屋を探す。
基本お茶がないので無性にお茶が飲みたくなる瞬間がある。
タピオカはヨーロッパでもBubble Teaとして売られているらしい。
早速行って買ってみる。
白いミルクに茶色い筋が入っているのを飲みたいなと思って注文したら黒糖ミルク味だった。
あれは鉄観音じゃないのか。失敗した。
タピオカを飲み、近くにバルセロナ的デパートEl Corte Inglésがあったので行ってみることにする。
El Corte Inglésを目指していると電気屋があったので寄ってみる。
Bluetoothイヤホンが断線して片耳聴こえない状態なのだ。
イヤホン売り場を見るとSONYだらけだった。
海外人気すごいんだな。
El Corte Inglésに入る。
普通のデパートである。伊勢丹のような感じ。
地下2Fにスーパー、地下1Fにちょっといい総菜やお菓子。
1Fは化粧品売り場…と続く感じ。
日本とさして変わらないのであまり面白くない。
地下1Fのみしっかり見て、後はざっくり見る。
たまに売っている、レッドベルベットケーキを一度食べてみたい。
赤いケーキである。韓国漫画を読んでる時に知った。
どんな味なんだろう。
見終わり、疲れたので店を出て目の前にある広場のベンチで休憩する。
ここがカタルーニャ広場らしい。
鳩の数がえげつない。東京の鳩以上にいる。
なんでこんなにいるんだとあたりを見回すと鳩のえさを売る屋台があった。
なるほどである。
鳩、前は何とも思ってなかったが東京に出て目撃するその数の多さとゲロをつつく様子を見てからなんとなく苦手になってしまった。
しばらく休憩して、15時。
そろそろ帰るかと宿に向けて歩く。
途中、スーパーで夕飯と朝食を買って帰る。
自分でジュース絞り機にオレンジをセットして絞るオレンジジュースも買ってみた。
フィンランドやスイスのスーパーでも度々見かけ、ずっと気になっていたのだ。
ザ・オレンジな味でとてもおいしい。
また買おう。
宿に戻り、今日薬局で買ってみた耳栓を耳にねじ込んでちゃんと防音されるかシュミレーションしてみる。
宿がうるさいのはどうしようもないので耳栓を買うことにしたのだ。
ちなみに昨日はテッシュを濡らして作った簡易耳栓をして寝た。
意外と防音される。
シュミレーションした結果、全然防音されないことが分かった。
そもそも耳栓が耳の中に入らない。
耳の穴が小さい自覚はあったのでやっぱりかという感じである。
あまりにも普通に音が聞こえるのでそもそも耳栓じゃないのかもしれない。
気圧で耳がギューッとなるのを抑えるだけの商品なのかもしれない。
今日こそは快適に寝たいので懲りずに耳栓を買いに出かける。
バルセロナは大都会なのでコンビニ感覚で薬局がある。
ありがたい。
薬局に入るも、耳栓が見当たらない。
店主に身振り手振りで耳栓がないか聞くと、奥から出してきてくれた。
いくつかあったが、一番安いものを買う。1.95ユーロ。
さっきのなんちゃって耳栓は8.95ユーロ。えらい違いである。
この耳栓はちゃんと防音してくれるか祈る気持ちで再度シュミレーション。
結果、きちんと防音された。
全然音が聞こえない。
目覚ましにも気付かなくなりそうという別の不安が生まれたが、今日は安眠できそうだ。
夕飯に買ってきた総菜を盛りつけて温めて食べる。
なかなかおいしい。
カツはまさかのハムチーズ入り。予想外である。
明日は大本命、ダリ美術館へ行く。
楽しみである。