白昼急行

人生の夏休み

44日目_フィゲレス

鼻詰まりがひどい。

鼻水が水のように垂れる。

完全に風邪を引いた。

とはいえ、今日はダリ美術館の予約をしているので行かなければならない。

準備して出かける。

 

ダリ美術館があるフィゲレスまでは鉄道で2時間弱。

まあまあ遠い。

事前に買っておいた惣菜を車内で昼ごはんとして食べる。

バスマティライスが固いがまあまあ美味しいと思う。

鼻が詰まって味がよく分からないから定かでない。

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バルセロナの鉄道は全体的に少し古く、車両にはよくグラフィティが落書きされている。

グラフィティ、かっこいいから好きなのだが車両にあると不安になる。

 

鉄道を見ると、国の豊かさというか治安というか、雰囲気というか、そういうのがよく分かる気がする。

 

鉄道はやはりダントツでスイスが綺麗だった。

新しいし、グラフィティなどの落書きは一切ない。

また、長距離でない鉄道でも食堂車が付いていたり、豪華。

フィンランドの鉄道も綺麗だったが、古い車両が多く、スイスには及ばないイメージ。

 

2時間乗っていると、腰が痛くなった。

日本の電車みたいに座席がフカフカしていない。

 

フィゲレス駅から歩いて15分ほどでダリ美術館に着いた。

電波が悪く、グーグルマップがいまいち使えなかったのでかなり不安だったが辿り着けてよかった。

予約時間があるのでハラハラである。

 

ダリ美術館は外観からして派手で豪華である。

わくわくする見た目である。

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絵の展示もたくさんあるが、絵というよりはオブジェがメインという感じである。

 

ちょっと前に六本木の新美術館でダリ展をやっており、その時に顔の部屋のレプリカを見たが、今日本物を見ることができた。

まさかこんな日がくるとは。

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天井に大きく描かれた絵。

この部屋の壁は石像の後ろの壁のようなラベンダー色。

色の組み合わせが天才的だなと思った。

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展示の最後あたりは写真が飾られている。

ポージングや表情が豊か。

見習いたい。

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ダリ美術館の隣にあるダリのジュエリー美術館にも入れるとのことだったので行ってみる。

 

ジュエリーならばもしかしてあるかなと思ったらやはりあった。目の形の時計。美しい。

個人的にとても好き。

レプリカの腕時計が売っていた時期もあったようだが今はもう売っていないようだ。

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他にも個性的で美しいジュエリーがたくさん展示されていた。

図面と比較して見れるので面白い。

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ジュエリー美術館は外観も素敵である。

ダリの絵まんま建物にしましたという感じ。

インスタ映え間違いなし。

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1時間半ほどで見学を終える。

もっと時間をかけて見たかったが、風邪で体力の限界がすぐきてしまった。

 

さっさと駅まで戻り、鉄道に乗りまた2時間かけてバルセロナまで帰る。

ほとんど寝ていた。

 

宿にたどり着き、ペットボトルで塩水を作り鼻うがいをする。

これでいくらかマシになると良いが。

明日明後日はおそらく休息日になるだろう。

 

ダリ美術館、往復4時間もかかるが行ってよかった。

見た目が派手で分かりやすく感動できた。