57日目_パリ→ヴェネチア
今日は移動日。
朝チェックアウト後、荷物を置かせてもらい近くのコインランドリーで洗濯。
洗濯機4ユーロ、洗剤1ユーロ、乾燥機8分ごとに1ユーロ。
バルセロナよりちょっと安いような。
同じくらいか。
操作方法もバルセロナのコインランドリーと大体同じ。
番号を選んでお金を払い、洗濯機で温度を設定する。
8分では乾かなかったので、乾燥は2回。
日本の乾燥機より乾燥がゆるい気がする。
そうこうしていると、昼ごはんの時間になる。
何を食べようか散歩がてら歩いていると、KFCのある通りに着いたので、今日もKFCを食べることにする。
今日はhot wingというのを頼んでみた。
hotと言う割に辛くなくて美味しかった。
KFCを食べ宿に戻る。
ロビーでSIMカードのデータ容量を増やすためにバウチャーを買う作業をする。
Threeの90日間3GB使えるSIMカードを使っているが、現時点で残量が200MBほどになり、ギリギリ足りなくなりそうだったのだ。
threeのサイトでデータ容量を買うにはイギリスのクレジットカードしか使えないので、わざわざ別サイトでバウチャーをpaypalで買わなければならないらしく、面倒だった。
調べながら、バウチャーを購入する。
ネットは本当に便利である。
ネットで調べながらやれば、大抵のことはできてしまう。
この旅行だってそうだ。
ほとんどネット頼み。
便利だが、何でもそつなくこなせてしまうので、味気ない。
旅行の醍醐味はトラブルにあったりする。
あと、なんだか自分の力で旅行してる感が感じられない。
今回の旅行は一人で海外を回ることで、自分に自信を持たせる狙いがあったのだが、あまり効果は期待できないようだ。
バウチャーを購入し終わり、宿を出て空港へ向かう。
CDG空港に向かう列車RERのB線は治安があまり良くないらしかったが、特に何もされずに到着した。
CDG空港はゾーン5にあるため、パリ初日に買ったゾーン1の10枚綴りの切符では行けないと思っていたのだが、謎にゾーン1の切符で行けてしまった。
意図せずして、不正してしまったかもしれない。
LCCなので、CDG空港の第2ターミナルからCDGVALで第3ターミナルへ。
CDGVALの乗り場が分かりにくかった。
CDGVALの第3ターミナル駅に着いたが、全然departureとかの文字が見当たらない。
どうやら、CDGVALの第3ターミナル駅と第3ターミナルは少し離れており5分ほど歩かなければならないらしい。
勘弁してほしい。
第3ターミナルまで歩き、荷物を預け、保安検査を受け、ゲートまで。
ミニマムでいかにもLCCなターミナル。
日本もフランスも変わらないんだなと思った。
バスで飛行機まで連れていかれるところも同じだ。
1時間半くらいのフライトでヴェネチア、マルコポーロ空港に着く。
現時点で21時。ここからが長い。
エアポートバスでP.le.Romeまで30分ほど。
水上バスでP.le.RomeからZitelleまで40分ほど。
待ち時間やら遅れやらで宿に着いたのは23時ごろ。
大変疲れた。
明日は一日、宿のあるジュデッカ島をうろつく程度にして明後日ヴェネチア本島の観光をしようと思う。
56日目_パリ
今日は一日雨が降っている。
特に朝はかなり降っており、傘もないのに外に出る気が起きなかった。
ヨーロッパ、国によって全然気候が違う。
スイス、スペインは晴れが多かったが、フィンランド、フランスは雨か曇りばかり。
イギリスも曇りが多い。
ヨーロッパの人々が日光浴しまくる理由が何となく分かった気がする。
昼になり、少し雨が弱まったので、KFCへ。
揚げた肉が無性に食べたかった。
KFCは普段行かないため、日本の味との違いは分からなかったが、カリカリで美味しかった。
味は薄めで、塩をかけたい気分だったが。
食べ終わったが、昼にしては量が少なく足りない。
横にマックがあったので、アップルパイがないかメニューを見てみる。
KFCもそうだが、マックも大きなタッチパネルで注文できるようになっており、注文時に店員を介す必要がないため、気が楽である。
値段もすぐ分かるし安心。
マックのタッチパネルに関しては、日本語対応していた。すごい。
大体英語かフランス語かスペイン語しかないのに。
残念ながら、アップルパイはなかったが、日本にはないメニューが結構あってメニューを見るだけでちょっと楽しかった。
ポテトに関しては、モスのような太いポテトとマックのような細いポテトが選べるようになっていた。
せっかくフランスにいるし、ケーキを食べようと思い立ち、宿付近の前から気になっていた店に入る。
boris lumeというらしい。
フランスにいるのにどうかと思ったが抹茶のケーキを頼んだ。
私の舌は結構限界らしい。
すぐ馴染みの味を求めてしまう。
美しい見た目である。
ツヤツヤしていて、ピエール・エルメのケーキのようだ。
外側のツヤツヤしているのはホワイトチョコレート。
中にはフランボワーズソース、生クリーム、抹茶スポンジ、黒胡麻の薄い生地が層になっている。
見た目もさることながら、味も美味しかった。
チョコレートの甘味、抹茶の苦味、フランボワーズの酸味、黒胡麻の香ばしさがほどよく調和している。
ケーキを食べて満足し、宿に帰る。
しばし休憩してクリニャンクールの蚤の市まで出かける。
かなり本気のアンティーク蚤の市でいつの時代の?!と言いたくなるようなものがたくさんあった。
安い店もたまにあるが、基本ガチティークなので値段も高いし、値切れる雰囲気ではない。
玄人向けである。
ピンズの店があった。
一昔前の私なら10個くらい買っていたと思うが、大人になったのでスルーした。
古着の店ではファッション関係の仕事をしていると思われるお洒落な格好をした日本人がいた。
おそらく買付をしている。
なるほど、こういうところで買い付けてくるのか。
クリニャンクールの蚤の市はいくつかのエリアに分かれているらしい。
本当は古着の蚤の市であるmalik地区に行きたかったのだが、どこにあるか分からず諦めた。
今回見たのはvernaison地区である。
小物類が多い印象。
たまに古着もあったが、良いものはなかった。
途中クレープを売っていたので買ってみる。
sucreでもいいが、なにか味気ないなと思いcitronにする。
こんなところで調理科で得た知識が役立つ。
食材名ならちょっとだけ読める。
無駄じゃなかったかもしれない高校3年間。
citron、クレープ生地に砂糖とポッカレモンそっくりの容器でポッカレモンと同じような液を振りかけただけの代物だったが、爽やかで美味しかった。
今度家で真似しようと思う。
夕方になり、そろそろ疲れてきたので凱旋門を見に行くことにする。
雨だし、いっそライトアップされるであろう夜に見た方が綺麗だろうと思い夜に行く予定だったが、体力の限界の方が先に来た。
メトロの駅を出ると即・凱旋門という感じでなかなか感動的だった。
凱旋門の近くまで行こうと思ったが、凱旋門に続く横断歩道が見当たらない。
探しているうちにめんどくさくなり、もういいかという気持ちになる。
90分以内であれば、切符一枚でゾーン1なら乗り放題なので、それに間に合わせたい気持ちもあった。
メトロに戻り、エッフェル塔へ。
エッフェル塔は想像していたより小さいなと思った。
エッフェル塔だ以外の感想は特に浮かばず。
少し眺めて、宿まで戻る。
途中八百屋でトマトを買う。
やっぱり量り売りの買い方が下手で今回もやたらたくさん買ってしまった。
トマトは好きなのでいくつあっても構わないが。
明日の朝も食べよう。
パリも明日で最終日。
明日は移動日である。
リッチに飛行機移動で水の都、ヴェネチアへ。
明日からは旅程が駆け足になる。
この旅行ももうすぐで終わりである。
55日目_ヴェルサイユ
今日はヴェルサイユ宮殿へ。
予約するときに9時を選んだので9時に行かなくてはならないのかと思っていたが、宮殿のみのチケットの場合は時間指定はないらしい。
安心して10時くらいに宿を出て向かう。
メトロでモンパルナスまで出て、モンパルナスからフランス国鉄に乗り換え、Versailles-Chantiersまで。
ここから20分ほど歩いてヴェルサイユ宮殿まで。
バスもあるようだが、めんどくさいので歩いた。
ヴェルサイユ宮殿に到着すると長い列が。
結構待つのかと思いきや、20分ほど並んでいたら入場できた。
ヴェルサイユ宮殿、思ったより外観は地味で小さかった。
中に入ると、豪華。
写真はおそらく一番の見所である、鏡の回廊
研修でミュンヘンに行った時にレジデンツを見学したが、同じような作りになっているなと思った。
謁見の間があって寝室があってという感じ。
豪華絢爛であったが、思っていたほど豪華ではなかった。
正直、レジデンツの方が豪華だったように思う。
庭園まで見たらまたイメージが変わったのかもしれないが、今回は宮殿のみの見学で帰る。
宮殿だけで十分広いので、見て回るのにかなり体力を消耗した。
読み通りである。
多分疲れて庭園どころではなくなるだろうと思い、宮殿のチケットしか取らなかったのだ。
宮殿のみのチケットでもオーディオガイド(日本語)がついていたのは良かった。
予備知識がなくとも、ガイドを聞けばそれがなんなのか分かる。
助かった。
宮殿の見学を終え、モンマルトルまで帰ってくる。
昼を食べておらず、お腹が減ったので中華を食べる。
フランスで中華ばかり食べている。
ホタテが高かったようで、これで17ユーロもした。
どうもうまく安く惣菜を買えない。
次こそはいい感じで買いたい。
目的がそれだけなので昼から出かけるので十分な気がしている。
日曜だから何かマーケットを覗くのもありか。
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54日目_パリ
今日も朝から出かける。
monoprixと奇跡のメダイユ教会が今日の目的である。
今回の宿はメトロの駅まで近いので、便利。楽。
メトロで奇跡のメダイユ教会の最寄り駅まで行き、その周辺でmonoprixを探すことに。
2軒はしごして大体買うもの買った。
お目当てのエコバッグ、柄があまりかわいくなくて残念である。
大きめの所に行けばまだ種類があるのかもしれない。
奇跡のメダイユ教会に行った後にオペラ駅付近のmonoprixにも行こうと決める。
奇跡のメダイユ教会へ歩く。
入り口がちょっと分かりにくかったが、他にも観光客がいたので見つけることができた。
入り口の両脇には物乞いが座り込んでいる。
スイスやフィンランドでは物乞いを見かけることはなかったが、スペインのバルセロナとここパリでは見かける。
パリは特に多い。
走る地下鉄の中で物乞いをする人もいる。
声をかけられても、まるでいないかのように無視して通り過ぎるのはなかなか辛い。
手足がない人を結構見かける。
同情を得るために、あえて健康な手足を切り落とすこともあるというが、そういうことだったりするのだろうか。
いたたまれない気持ちである。
奇跡のメダイユ教会ではミサをやっていた。
アーメンのやり方すら分からないが、せっかく来たのだし、参加してみる。
神父が前で何か喋っているが、フランス語なので当然何を言っているのか全く分からない。
アーメンだけ聞き取れる。
アーメンのところで皆アーメンと言っていたので一緒に唱える。
途中、近くにいる見ず知らずの人々と握手を交わす握手タイムがあり、動揺した。
3、4人となんとなく握手する。
握手の後、歌を歌ったかと思ったら教団の前に参列しだすみんな。
倣って参列してみる。
参列している先には神父、シスターがおり、丸い何かをもらった。
もらったものの、どうすれば良いのか分からず。
とりあえずポケットにしまう。
皆もらった後にしまうそぶりをしなかったこと、あと感触的から食べるものだろうと推測し、食べてみたら小麦粉の味だった。
後で調べたところ、ホスチアと言ってキリストの体の実体として食べるものらしい。
キリストの体がパンに、血がワインになるときのあのパンか。なるほど。
珍しい体験をすることができた。
教会の外に出て、メダイを買う。
サクレクール寺院のものに比べ、随分と安い。
6個入りで2.3ユーロである。
観光教会でなく、本来の役目を果たしている教会なのだなと思った。
セーブルバビロン駅からオペラ駅までメトロで移動する。
monoprixへ。
エコバッグはやはり見かけた柄しかなかったので諦めて、それを買う。
宿に帰る。
宿に帰ったら疲れたのか、しばらく寝ていた。
明日のために今日は早く寝よう。
明日は朝からヴェルサイユ宮殿である。
宮殿のみの見学にしたら、予約が謎に9時からしか取れなかったので早起きしなくては。
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53日目_パリ
朝からがっつり中華を食べる。
昨日の残りである。
朝食のパンは包んで昼用に持っていく。
9時半には宿を出る。
この旅始まって以来の早さかもしれない。
なぜこんなに早く出かけたかというと、パリのマツキヨことシティファルマに行きたかったからである。
昼行くと、商品が売り切れていることもあるし、混むらしい。
それを避けたかったのだ。
10時くらいに到着したが、そこそこ混んでいた。
お目当てのものは全部あったので、よかった。
商品を見ていると店員さんが話しかけてくる。
スキンケア用品を見てるというと、乾燥肌か混合肌かタイプを聞かれる。
乾燥肌と答えると、なにやら棚まで案内され、乾燥肌に効くというクリームを手に塗ってくれた。
せっかく現地の人がおすすめしてくれたものだし、買うのもアリだなと思ったが、まあまあ値段が高かったのでやめた。
会計を済ませ、外に出るともう11時。
モノプリに一瞬寄って、サントシャペルを目指す。
13時からルーブル美術館の予約をしていたので間に合うように道を急ぐ。
11時半ごろ、サントシャペルに到着する。
外観は地味である。
中にあんなステンドグラスがあるとは思えない趣である。
一階と二階があり、二階部分があの有名なステンドグラスの部屋である。
一階もすでに素敵である。
二階。
美しすぎて何枚も写真を撮ってしまった。
間違いなく今まで見た中で、1番美しいステンドグラスだ。
でも、初めてヨーロッパのステンドグラスを見た時ほどの感動は得られなかった。
初見の感動に勝るものはない。
しばし、見学してルーブル美術館へ向かう。
この時点ですでに歩き疲れていたが、時間があまりないので歩き続ける。
体力が落ちているのを感じる。
ルーブル美術館に着き、透明のピラミッドを見ながら持ってきたパンを食べる。
途中バタバタしたが、無事昼食の時間も確保できた。
計画通りである。
13時になったのでゲートへ。
電波が悪く、電子チケットがなかなか読み込めない。
読むこむまで、ゲート付近に立っていたら写真を頼まれる。
よく写真を頼まれる。
この旅行中、おそらく1週間に1回くらいのペースで撮ってあげている。
撮ってあげた写真を見た時の相手の反応がめちゃくちゃ良くて、嬉しくなった。
頼まれすぎて、上達したかもしれない。
場所を変えて、もう一枚撮ってくれと頼まれる。
2回頼まれるのははじめてである。
そうこうしていると、チケットが表示されたのでルーブル美術館の中に入る。
当たり前だがめちゃくちゃ広い。
すでに結構歩き疲れていたので、モナリザ・サモトラケのニケ・ミロのヴィーナスを見たら帰ろうと思い、館内を回る。
入り口で館内マップをもらい忘れたのでほぼ感覚で周ったが、サモトラケのニケとモナリザは見つけることができた。
有名な作品は、途中途中に看板が出ている。
サモトラケのニケは六本木ミッドタウンでレプリカを見たことがあったが、本物を見ることになるとは。
本物を見ることになるとはシリーズである。
美術の教科書に登場した時、名前のインパクトで一瞬で覚えたサモトラケのニケ。
見ることができて良かった。
モナリザは見るために並ばなくてはならない上に、遠くからしか見ることができなかった。
正直、遠すぎて細部まではよく見えなかった。
しかし、どの角度から見ても目が合うというのは本当で感動した。
残るはミロのヴィーナスだが、これがなかなか見つけられない。
お土産屋に放置してあった館内図を手に入れ、それを頼りに放浪してようやく見つけることができた。
教科書で見たままである。
ミロのヴィーナスを見つけたので、ルーヴル美術館を後にする。
真面目に見て回ったら何日もかかるだろう。
もう足が痛かったが最後にひとつ、薬草薬局エリボリステリアへ行く。
フランスには薬草薬局という薬草専門の薬局があると知り、行ってみたかったのだ。
ハーブに詳しくないため、ネットで調べて良さげだと思ったVervein odoranteとangelicaを買ってみた。
帰国したらハーブティにして飲もう。
明日は奇跡のメダイユ教会とモノプリへ行こうと思う。
52日目_パリ
朝起きて、朝食会場へ。
今回の宿は朝食付きである。
クロワッサンとフランスパンであった。
バターを塗って食べると美味しい。
今日は昼から宿周辺、モンマルトルを散策することにした。
映画「アメリ」に出てくる"Cafe des 2 Moulins"が宿のすぐ近くにあるため、1番に立ち寄ってみる。
映画を観たのは随分前で、記憶がおぼろげだが、たしかにこんな外装だったなと思った。
お約束、クリームブリュレを頼む。
9.80ユーロと高い。
表面はカリカリで温かく、中は冷たい。
味は大体カスタード。
私には少し、甘すぎた。
雨がひどくなってきたので、一旦上着を取りに宿に帰る。
すぐ止むし乾燥しているため、傘をさすほどではないが、濡れると寒い。
有名なキャバレー。
大学の時の講義で名前を覚えた。
名前以外は特に何も覚えていないが、せっかくモンマルトルにいるので行ってみる。
風車が付いている。
ライトが付く、夜に見た方がいいのかもしれない。
特に中には入らず、今度はサクレ・クール寺院を目指す。
ムーラン・ルージュがあるあたりはアダルトグッズの店がたくさんあった。
日本のアダルトグッズ店とはまた違った趣である。
そういう地域なのだろうか。
警戒していたミサンガ売りにも出会わず、サクレ・クール寺院に辿り着く。
片道1.7ユーロ出せばゴンドラで楽に登れたのだが、ケチって階段を使ったので結構疲れた。
思ったより白く見えなかったが、まあまあ白い。
入場料は不要なので中まで見学することに。
中は撮影禁止のため、写真は撮れなかった。
壁画やステンドグラスが美しかった。
あと天井が高かった。
ヨーロッパの建物は天井が高い。
寺院の中でしばらく休憩し、メダイを買って出る。
白にハートで素敵なデザインである。
4ユーロと3ユーロでメダイにしては高い。
来た道とは違う道で宿まで戻る。
来た道には全然土産屋がなかったが、この道にはたくさん土産屋がある。
こちらが正規ルートだったようだ。
ミサンガ売りっぽい人もいる。
絵描きもいた。
宿に戻る途中にかつてピカソ達が住んでいたという「洗濯船」を見る。
思ったよりそっけない展示であった。
宿の近くにPicardがあるので寄ってみる。
冷食なら安いかと思ったのだ。
一食分、弁当っぽい冷食が3ユーロと安かった。
日本食っぽいのも売っている。
困ったらここで買ったら良さそうだ。
日本食が流行っているのか、モンマルトルの街ではよく日本食屋を見かける。
あと日本つながりでいえば、地下鉄のアナウンスで日本語が流れる。
ヨーロッパを回っていて、初めてのことだ。
日本人観光客、多いんだな。
中華をテイクアウトして宿に帰る。
100gでよかったのだが、注文の際に伝えきれず、やたら多く買うことになってしまった。
14.33ユーロ。
食べきれない分は明日の朝に回そう。
中華はどこに行っても安定で美味しい。
明日はサント・シャペルとルーヴル美術館へ行く。
パリの街中へ出る予定である。
ルーヴル美術館の予習をしておかねば。
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51日目_パリ
朝パリに着いた。
Flix Busでバルセロナからパリまで移動した。
到着予定時刻は8時25分だったが、1時間ほど遅れて到着した。
15時間、なんとか耐えた。
曲げっぱなしの足が痛い。
できればもう乗りたくない。
乗る時に大きい荷物はバスの荷物入れに運転手に積んでもらったのだが、降ろす時は各自で降ろす感じのようだ。
自分の身長より高い位置に積まれており、取れそうもない。
どうしようかと考えていたら、その辺のお兄さんがわざわざ登って取ってくれた。
よかった。
パリのbersy seineというところに降ろされたがまだ朝で宿に行ったところでチェックインできない。
少し周りをうろついてみるが、特に何もなさそうである。
何もないしこれを食べ終えたら、宿の近くまで移動してカフェを探そうと、朝ごはん代わりのカロリーメイトを公園で食べる。
食べていると、男女二人組に声をかけられる。
パリは治安が悪いイメージなので不要な会話はしたくないなと思い、一回無視するもまた話しかけられる。
さすがに聞こえないふりはできないなと思い、挨拶を返す。
わざわざアジア人に声をかけるなんて一体なんなのかと思っていたら宗教の勧誘だった。
いらないチラシを渡し、去っていた。
日本でも小綺麗な格好で駅前に立っている人たちを見かけるがそれと同じ宗教ではないだろうか。
テンションが同じである。
パリで宗教勧誘されるとは。
まさかである。
地下鉄で宿の近くまで移動する。
バルセロナは大体徒歩で回れたが、パリは乗り物に乗らないと厳しそうなので、ゾーン1の10回綴りのチケットを買ってみた。
地下鉄で移動したのだが、途中乗り継ぎで立ち寄った駅が迷路のようで、行きたい線に行くのに手こずった。
なんとか宿の最寄りまでたどり着いた。
今回の宿は治安が良くない地域とされている18区にあるし、地下鉄はスリがいると聞くので道中、気を引き締めて移動したが、特に危険な目には合わずに到着した。
到着し、すぐそのへんのカフェに入る。
荷物が重いので一刻も早くおろしたかったのだ。
グーグルマップによるとお値段は「お手軽」とのことだったが、クラブサンド13ユーロなど全然お手軽ではなかった。
パリだし、仕方ないのか。
しばらく飲み物で粘っていたが、お腹が減ってきたのでクロックムッシュを頼む。
出てきたクロックムッシュは予想外のスタイルだった。
これが本場のスタンダードなのか。
味は美味しかった。
パンがカリカリでチーズがトロトロ。
サイズが大きく、ポテトまで付いていたので大変お腹が膨れた。
昼下がりに食べたが、夕飯まで持ちそうである。
カフェで精算や観光の計画を立てているとすぐにチェックインの時間になった。
宿にチェックインする。
部屋が6階でエレベーターで移動するのだが、このエレベーターが恐ろしく狭い。
人間1人分の幅しかない。
奥行きに関しては人間3人分くらい。
バックパックを背負ったまま乗ると、向きを変えることもままならず恐怖である。
部屋に入り、トイレに行って出ようとすると建てつけが悪くドアが開かない。
閉じ込められるかと思った。
また恐怖の瞬間であった。
意外とまだ元気があったので、荷物を置いてあたりを散策する。
総菜屋さんが結構ある。
嬉しいことに中華の総菜屋さんもある。
安いし、美味しそう。
今回は自炊せずとも済みそうだ。
眼鏡屋がやたらある。
ちょっと歩いただけで4、5件見かけた。
明日のぞいてみよう。
すぐ近くにサクレクール寺院やモンマルトルの丘、洗濯船など観光ポイントが多数あるようだ。
この辺も明日観光することにする。
ジュテームの壁はすぐそこなので、見てきた。
まだ8時だが、バスにだいぶやられたので寝ることにする。
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