50日目_バルセロナ→パリ
朝起きて荷物をパッキングし、チェックアウトする。
宿でチェックアウト後も荷物を預かってもらえたので、荷物を預かってもらい、弁当を買いにいく。
長距離バスに乗るので、弁当が食べたかったのである。
15分ほど歩いて、豆腐屋さんへ。
歩いている途中、カサ・ミラを見つけた。
豆腐屋さんに到着し、無事おにぎりと弁当を手に入れた。
おにぎりはひとつ2.8ユーロ、弁当は7.8ユーロ。
そのまま、サクラダファミリアに向かう。
途中ベンチでおにぎりを食べる。
サーモンじゃない方は何味だろうと思っていたら、ツナだった。
どちらもとても美味しい。
普通のおにぎりである。
食べ終わり、再びサクラダファミリアを目指す。
結構遠かった。
たどり着いたが、よく写真で側じゃないようだ。
よく見る側はどこだろうと周りを歩いて見る。
ちょうど反対側がよく見る側だった。
生誕のファザードというらしい。
緻密な彫刻が美しい。
たどり着いたあたりでちょうど入場時間の13時になったので入場する。
ガイド付きのプランにしたため、オーディオガイドで説明を聞きながら回る。
受話器型で手に持たないといけないため若干不便である。
中に入るとステンドグラスが美しい。
グラデーションになっている。
柱が乱立している。
オーディオガイドによると、森に見立ててこのような作りにしたとのことだった。
納得である。
しばし見学していると、塔の見学の時間13時45分になったため、生誕のファザードの入場ゲートへむかう。
塔の見学は生誕のファザードと受難のファザードどちらかを選ぶことができる。
入場ゲートに全然人がいないなと思っていたら、今日は塔の見学はできないとのことだった。
事前情報で塔に登れないことがあるというのは調べて知っていたが、残念である。
2026年の完成後にもう一度来なくては。
しかし正直、塔に登らずともサクラダファミリアの外観と中が観れただけで満足した。
見学が終わり、宿に戻り荷物を受け取り、バスターミナルへ向かう。
結構バタバタである。
思いのほか見学に時間がかかった。
今日は道が混んでるから早めに出たがよいと宿の人が忠告してくれた。
たしかに、弁当を買いに行くときにデモをやっているのを見たなと思い、早めに出る。
20分ほど歩いてBarcelona Nordというバスターミナルまで。
重い荷物を背負っているとなかなか辛い。
16時ごろに着いたがすでに16時半発のバスの前には人が群がっていた。
荷物積んでもらい、パスポートチェックをされて乗り込む。
みんな普通に割り込んでくるので最悪だった。
並ぶという文化はないらしい。
早めに行ってよかった。
バスの2階に乗るよう指示されたので2階に乗る。
1人で2席使えるくらいの余裕があったのでよかった。
これから15時間、バルセロナ→パリの長旅である。
早速、車内で弁当を食べる。
とても美味しい。
普通の弁当だが、めちゃくちゃ美味しい。
途中、休憩でバスが止まる。
みんなぞろぞろと降りていく。
どうやら全員降りないといけないようだ。
用もないが降りてトイレに行ってみる。サービスエリアというよりほとんどカフェであった。
15分休憩が終わり、また走り出すバス。
これからノンストップかと思いきや、すぐ止まるバス。
いかつい人たちが乗り込んできて、パスポートのチェックが始まった。
私はなんなく終わったが、前の席の黒人は何か問題があったのかバスから降ろされ、戻ってくることはなかった…。
今、乗り込んで4時間程度たったがまだ10時間以上ある。
なかなかキツい旅になりそうである。
49日目_バルセロナ
今日は朝8時ごろから起きて、エールフランスに電話する。
日本時間の15〜16時ごろにかけたいなと思い、この時間である。
まだ宿の人たちは寝ているのでロビーで1人ひっそりとやる。
帰国を早めたので、ザグレブーロンドン間とロンドンー台北間のフライトが不要になってしまった。
そのキャンセルの電話である。
予想はしていたが、これが全然繋がらない。
東京の番号にかけたが、20分鳴らし続けても繋がらないので一旦諦め、大阪の番号にかける。
こちらも20分鳴らし続けても繋がらない。
30分経過してようやく繋がった。
予約番号を伝え、キャンセルの手続きをしてもらったが、キャンセルOKのプランにしていないため、返金はなしとのことだった。
だろうなと思っていたが、残念である。
謎に手数料はいくらか返ってくるかもしれないらしい。
あと、受託手荷物のバウチャーは同区間もしくは同料金の区間であればチケット購入日から1年間有効とのこと。
同区間乗ることはないから、使うことはないだろう。
通話には海外から固定電話に電話をかけられるskypeを使った。
ちょっと途切れたりすることもあるが、十分会話できる。
1分あたり2円ちょっとしかかかっていない。
安いし使えるなと思った。
素敵なサービスである。
無事キャンセルしてもらい、二度寝する。
昼ごはんを買いにでる。
バルセロナということで、ビキニ(ハムとチーズが挟まったトースト)が食べたいなと思い、お目当ての店まで歩くもしまっていた。
仕方ないのでその辺の店でパンを買って食べた。
アボカドとクリームチーズが挟まっていて美味しかった。
チーズの味がラム肉と似ていた。
羊のチーズだったりするのだろうか。
もう一つは安定のクロワッサン。
今日はちゃんとパンがはみ出ないサイズの袋に入れてもらえた。
キツキツの袋や小さい袋に入れられがちであるクロワッサン。
宿に戻りダラダラしたり、電話をしたりしているとあっという間に夜である。
中華を食べに出るかと思っていたが、特に腹が減っていないので夕飯はスキップして寝ることにする。
宿でここ数日、ビートルズが流れている。
流れている曲に合わせてスタッフが口ずさんでおり、その雰囲気がとてもよい。
人が歌を口ずさんでいるのを聞くのが結構好きだ。
明日はサクラダファミリアを見て、夕方から長距離バスでパリへ行く。
バルセロナ生活も明日で終わりである。
バルセロナ、楽しかった。
何日いても飽きない街並みである。
48日目_バルセロナ
昼からコインランドリーへ。
洗濯30分、乾燥15分。
電話をしているとすぐに終わった。
コインランドリー、来るの2回目なのに道を全然覚えていなかった。
難易度が高いバルセロナの道。
夕方からはインスタで声をかけてくださったバルセロナ在住の方と飲みに。
食べきれないし、メニューが分からないのであまり1人では店には入らないため、ありがたい。
何軒かハシゴしながら飲むのがスペイン流とのことで、1軒目は地元民に人気というタコのバルへ連れて行ってもらった。
タコとマテ貝を頼む。
連れて来てくれた方いわく、マテ貝はバラハスと言って、バルセロナの料理で1番美味しいらしい。
どちらも美味しかったが、特にマテ貝はとても美味しかった。
タコの方はゆでたこに塩、オリーブオイル、パプリカパウダー?をまぶしてあり、素朴な味わいであった。
マテ貝はオリーブオイルと何かは分からないがドレッシングがかかっていた。
レモンの風味が爽やかさと貝の旨味がマッチしておりとても美味しかった。
2軒目は日本の芸能人も結構来るというバルへ。
大変混み合っており、入り口でしばらく待機する。
ここのイチオシは肉料理とのこと。
牛肉にフォアグラとよく炒めた玉ねぎが乗っている。
肉の焼き具合はレア。
どの部位かは不明だがとても柔らかい。
肉自身にはあまり脂がないが、上に乗っているフォアグラと一緒に食べることで良い塩梅になる。
また、玉ねぎは甘く単体で食べても美味しい。
肉・フォアグラ・玉ねぎを一緒に食べると最高の味になる。
バルセロナで食べたものの中で1番美味しかった。
2軒目を出て、今度は連れてきてくれた方のお家へ。
1人では空けられないからと、日本酒をごちそうしていただいた。
島根のお酒で玉鋼というらしい。
ラベル表示は辛口よりと書いてあったが飲んでみると割と甘かった。
いくらと韓国海苔をおつまみにちびちびいただいたが、甘いのでしょっぱいものとマッチして美味しかった。
美味しいご飯を奢っていただいた上に日本酒までいただき、ありがとうございますの一言に尽きる。
美味しいご飯を食べながら雑談に花を咲かせ、楽しいひと時を過ごすことができた。
真面目な話をする中で新たな見解を得た。
とても良い一日となった。
instagram/@hakucyu2613
47日目_バルセロナ
今日は昼から出かけることに。
そろそろスペインを離れるので、ステッカーを買おうと、観光客で賑わいそうなボケリア・マーケットへ。
このあたりならきっとコテコテの土産屋があるだろうと思ったのだ。
ボケリア・マーケットは思っていたより規模が小さかった。
そして屋内でやっていた。
人がすごく多い。
久しぶりにこんな人混みに来た。
スリが怖いので、財布は手に握りしめておいた。
生ハム、ドライフルーツ、フルーツ、パン、海鮮、お菓子など実に色々売っている。
フルーツジュースが美味しいらしいので買ってみた。
あんまり見かけないキウイ味をチョイス。1ユーロと安かった。
美味しかったが、結構野性味溢れる味で皮がちょっと紛れている。
フルーツジュースはタイのが良いな。
選んだ味にもよるのかもしれないが。
揚げ物もついでに買ってみたが、こちらも微妙だった。
今日はカンが悪いようだ。
衣が分厚く、フリッターのよう。
味はしょっぱい。
衣は薄いほうが好きだな。
途中の露天で無事ステッカーを買う。
いまいちなデザインのものしかなかったので、シンプルなスペイン国旗を買った。
地味に国ごとに集めているのだが、国によってバリエーションに差がある。
揚げ物達を食べようとカタルーニャ広場のベンチに座る。
今日も鳩が多い。
多すぎて気持ちが悪い。
一斉に飛び立ち、羽が舞う。
これは不衛生だと思い、滞在もそこそこに宿に帰る。
カタルーニャ広場、鳩の数の割に地面があまり汚れていない気がする。
あれだけ鳩がいたらフンで汚くなるはずなのに。なぜだろう。
鳩の餌屋があるくらいだから、併せて清掃の人もいるのかもしれない。
宿に戻り、職業訓練について調べる。
そろそろ帰国後のことを考えなくてはならないが、いまいち自分がどうしたいのか決まらない。
難しいものである。
明日はひょんなことからバルセロナに住んでいる人と飲みに行くことになった。
美味しいものが食べられそうである。
46日目_バルセロナ
今日はどこか行こうと思っていたが、めんどくさくなり、ニンニクを買いに行く以外は結局ずっと宿にいた。
宿にいるのだから自炊くらいするかと思い、スパゲティを作る。
数日前に買ったマッシュルームがしなしなになっていたが、見て見ぬ振りして使う。
ほかに、ベーコンといいかんじで使い切れそうなサイズ感だと思って買ったチコリーを入れてみた。
チコリーが普通にある風景、かなりヨーロッパである。
ニンニクを買いに行くのさえ面倒でしばらくゴロゴロしていたが、買ってきてよかった。
美味しさが全然違う。
量的に明らかに使い切れないけど仕方ない。
なかなか美味しかった。
ニンニクバターしょうゆ味。
野菜不足が心配なので買ってきたガスパチョと共に。
食後にはプリンを。
味は普通のプリンよりちょっと甘く、不思議な食感だった。
言うなれば羊羹のような。
これはプリンじゃないのかと思って調べたところちょっと違っていた。
どうやら黄身のみで作ったプリンらしい。
普通のプリンが食べたかった。
固いプリンだろうなと思って期待していたのに、残念である。
明日こそはちゃんと出るか。
そろそろコインランドリーにも行きたいし。
グエル公園にもいかなくては。
45日目_バルセロナ
体調が微妙なので、一日宿でダラダラしている。
外は雨模様。
空のコンディションとリンクする体調。
寝ているだけとは言え、腹は減る。
朝はバナナをバターで炒めて、砂糖をかけ無駄にカロリーを摂取した。
バナナに飽きた。
昼は惣菜のあまりものを。
ボロネーゼパスタとハムカツ。
レンジで温めようと皿に盛り付けていたら、キッチンでスパゲティを茹でている人に話しかけられる。
「それどこで買ったの?肉?魚?」
「そこのSPARで買ったよ。肉だよ」
「そうなんだ。冷蔵庫開けてこれが目に入っていいなと思ったんだよね。美味しい?」
「美味しいよ」
一個分けてあげればよかっただろうか。
ベッドに戻る。
ただでさえ寒いのに、昨日から謎にクーラーが起動しだして寒い。
スイッチを切れないか確認していると、乗っているベッドの主が帰宅し鉢合わせ、気まずい。
でも何をしようとしていたのか分かってくれたようで、レセプションで言えば切ってもらえるよと教えてくれた。
レセプションでクーラーを切ってもらい、ブランケットも貸してもらう。
ここ数日寒さでずっと震えていたわけだが、今日下段ベッドの人がどこからかブランケットを入手していた。
これはもしやレセプションでもらえるのではと思い聞いてみると貸してもらえた。
もっと早く言うべきであった。
夜ご飯がないため、近所のスーパーに買いに行く。
今日は本当に料理がしたくないから寿司を買った。
そんなに好きじゃないサーモンしかなかった。
海外の寿司ネタはサーモン以外あまりメジャーではないんだろうか。
大体サーモンしかない。
あとたまにエビを見かける。
微妙なんだろうなと思い、全然期待してなかったが、意外にも美味しかった。
アボカドとサーモンがベストマッチである。
付属としてわさびと醤油、ガリまで付いていた。
一食分にするには量が少ないが、味的には大変満足した。
鼻詰まりもほとんどなく、概ね体調が回復した。
鼻うがい、おそるべし。
今後風邪の時は欠かさずやろう。
明日はちょっと遠くまで買い出しもしくはピンチョスを食べに出かけようかと思う。
44日目_フィゲレス
鼻詰まりがひどい。
鼻水が水のように垂れる。
完全に風邪を引いた。
とはいえ、今日はダリ美術館の予約をしているので行かなければならない。
準備して出かける。
ダリ美術館があるフィゲレスまでは鉄道で2時間弱。
まあまあ遠い。
事前に買っておいた惣菜を車内で昼ごはんとして食べる。
バスマティライスが固いがまあまあ美味しいと思う。
鼻が詰まって味がよく分からないから定かでない。
バルセロナの鉄道は全体的に少し古く、車両にはよくグラフィティが落書きされている。
グラフィティ、かっこいいから好きなのだが車両にあると不安になる。
鉄道を見ると、国の豊かさというか治安というか、雰囲気というか、そういうのがよく分かる気がする。
鉄道はやはりダントツでスイスが綺麗だった。
新しいし、グラフィティなどの落書きは一切ない。
また、長距離でない鉄道でも食堂車が付いていたり、豪華。
フィンランドの鉄道も綺麗だったが、古い車両が多く、スイスには及ばないイメージ。
2時間乗っていると、腰が痛くなった。
日本の電車みたいに座席がフカフカしていない。
フィゲレス駅から歩いて15分ほどでダリ美術館に着いた。
電波が悪く、グーグルマップがいまいち使えなかったのでかなり不安だったが辿り着けてよかった。
予約時間があるのでハラハラである。
ダリ美術館は外観からして派手で豪華である。
わくわくする見た目である。
絵の展示もたくさんあるが、絵というよりはオブジェがメインという感じである。
ちょっと前に六本木の新美術館でダリ展をやっており、その時に顔の部屋のレプリカを見たが、今日本物を見ることができた。
まさかこんな日がくるとは。
天井に大きく描かれた絵。
この部屋の壁は石像の後ろの壁のようなラベンダー色。
色の組み合わせが天才的だなと思った。
展示の最後あたりは写真が飾られている。
ポージングや表情が豊か。
見習いたい。
ダリ美術館の隣にあるダリのジュエリー美術館にも入れるとのことだったので行ってみる。
ジュエリーならばもしかしてあるかなと思ったらやはりあった。目の形の時計。美しい。
個人的にとても好き。
レプリカの腕時計が売っていた時期もあったようだが今はもう売っていないようだ。
他にも個性的で美しいジュエリーがたくさん展示されていた。
図面と比較して見れるので面白い。
ジュエリー美術館は外観も素敵である。
ダリの絵まんま建物にしましたという感じ。
インスタ映え間違いなし。
1時間半ほどで見学を終える。
もっと時間をかけて見たかったが、風邪で体力の限界がすぐきてしまった。
さっさと駅まで戻り、鉄道に乗りまた2時間かけてバルセロナまで帰る。
ほとんど寝ていた。
宿にたどり着き、ペットボトルで塩水を作り鼻うがいをする。
これでいくらかマシになると良いが。
明日明後日はおそらく休息日になるだろう。
ダリ美術館、往復4時間もかかるが行ってよかった。
見た目が派手で分かりやすく感動できた。