白昼急行

人生の夏休み

56日目_パリ

今日は一日雨が降っている。

特に朝はかなり降っており、傘もないのに外に出る気が起きなかった。

 

ヨーロッパ、国によって全然気候が違う。

スイス、スペインは晴れが多かったが、フィンランド、フランスは雨か曇りばかり。

イギリスも曇りが多い。

ヨーロッパの人々が日光浴しまくる理由が何となく分かった気がする。

 

昼になり、少し雨が弱まったので、KFCへ。

揚げた肉が無性に食べたかった。

 

KFCは普段行かないため、日本の味との違いは分からなかったが、カリカリで美味しかった。

味は薄めで、塩をかけたい気分だったが。

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食べ終わったが、昼にしては量が少なく足りない。

横にマックがあったので、アップルパイがないかメニューを見てみる。

 

KFCもそうだが、マックも大きなタッチパネルで注文できるようになっており、注文時に店員を介す必要がないため、気が楽である。

値段もすぐ分かるし安心。

 

マックのタッチパネルに関しては、日本語対応していた。すごい。

大体英語かフランス語かスペイン語しかないのに。

 

残念ながら、アップルパイはなかったが、日本にはないメニューが結構あってメニューを見るだけでちょっと楽しかった。

カロンやクロックムッシュなんてものがあった。

ポテトに関しては、モスのような太いポテトとマックのような細いポテトが選べるようになっていた。

 

せっかくフランスにいるし、ケーキを食べようと思い立ち、宿付近の前から気になっていた店に入る。

boris lumeというらしい。

 

フランスにいるのにどうかと思ったが抹茶のケーキを頼んだ。

私の舌は結構限界らしい。

すぐ馴染みの味を求めてしまう。

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美しい見た目である。

ツヤツヤしていて、ピエール・エルメのケーキのようだ。

 

外側のツヤツヤしているのはホワイトチョコレート

中にはフランボワーズソース、生クリーム、抹茶スポンジ、黒胡麻の薄い生地が層になっている。

見た目もさることながら、味も美味しかった。

チョコレートの甘味、抹茶の苦味、フランボワーズの酸味、黒胡麻の香ばしさがほどよく調和している。
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ケーキを食べて満足し、宿に帰る。

しばし休憩してクリニャンクールの蚤の市まで出かける。

 

かなり本気のアンティーク蚤の市でいつの時代の?!と言いたくなるようなものがたくさんあった。

安い店もたまにあるが、基本ガチティークなので値段も高いし、値切れる雰囲気ではない。

玄人向けである。

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ピンズの店があった。

一昔前の私なら10個くらい買っていたと思うが、大人になったのでスルーした。
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古着の店ではファッション関係の仕事をしていると思われるお洒落な格好をした日本人がいた。

おそらく買付をしている。

なるほど、こういうところで買い付けてくるのか。

 

クリニャンクールの蚤の市はいくつかのエリアに分かれているらしい。

本当は古着の蚤の市であるmalik地区に行きたかったのだが、どこにあるか分からず諦めた。

今回見たのはvernaison地区である。

小物類が多い印象。

たまに古着もあったが、良いものはなかった。

 

途中クレープを売っていたので買ってみる。

sucreでもいいが、なにか味気ないなと思いcitronにする。

こんなところで調理科で得た知識が役立つ。

食材名ならちょっとだけ読める。

無駄じゃなかったかもしれない高校3年間。

 

citron、クレープ生地に砂糖とポッカレモンそっくりの容器でポッカレモンと同じような液を振りかけただけの代物だったが、爽やかで美味しかった。

今度家で真似しようと思う。

 

夕方になり、そろそろ疲れてきたので凱旋門を見に行くことにする。

雨だし、いっそライトアップされるであろう夜に見た方が綺麗だろうと思い夜に行く予定だったが、体力の限界の方が先に来た。

 

メトロの駅を出ると即・凱旋門という感じでなかなか感動的だった。

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凱旋門の近くまで行こうと思ったが、凱旋門に続く横断歩道が見当たらない。

探しているうちにめんどくさくなり、もういいかという気持ちになる。

90分以内であれば、切符一枚でゾーン1なら乗り放題なので、それに間に合わせたい気持ちもあった。

 

メトロに戻り、エッフェル塔へ。

エッフェル塔は想像していたより小さいなと思った。

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エッフェル塔だ以外の感想は特に浮かばず。

少し眺めて、宿まで戻る。

 

途中八百屋でトマトを買う。

やっぱり量り売りの買い方が下手で今回もやたらたくさん買ってしまった。

トマトは好きなのでいくつあっても構わないが。

明日の朝も食べよう。

 

パリも明日で最終日。

明日は移動日である。

リッチに飛行機移動で水の都、ヴェネチアへ。

 

明日からは旅程が駆け足になる。

この旅行ももうすぐで終わりである。

 

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