22日目_ロヴァニエミ
朝起きて、お腹が減ったので買い出しに行くことにする。
すぐ近くのお菓子屋さんで朝食用にシナモンロールを買う。1ユーロ。
とても美味しい。
近くにK marketがあるなと思い、行ってみたが規模が小さい。
ちょっと歩いて規模の大きいK Supermarketに行く。
米、肉、調味料、シリアル、牛乳、卵など買って宿に戻る。
フィンランドは日本料理、特に寿司が流行っているようですし酢、海苔、醤油なんかが普通に売っている。
巻き簾まであってびっくりした。
惣菜コーナーでも寿司を売っていた。
宿に到着し、自炊を開始する。
今日のメニューは親子丼。
作っていると宿に泊まっている日本人男性に話しかけられる。
若く、20代前半くらいであろうと思われる。
3ヶ月でヨーロッパを回っているらしい。
昨日はオーロラが見えたとの事で近くの博物館の裏で撮ったという写真を見せてくれた。
どうやら、どこかに出向かずとも、このあたりでオーロラを見ることもできるらしい。
オーロラを見るツアーに3日間参加するが見ることが出来なかったら、その辺ぶらついてみるのもありだなと思った。
話終わり、調理に戻る。
米を炊き、砂糖醤油で具材を煮る。
味醂や酒がないので思い通りの味になるか不安だったが、かなり理想に近い味の親子丼を作ることができた。
見た目は汚いが、美味しい。
1つ残念な点は、鶏肉がモモ肉でなく、ムネ肉であることである。
表記が読めず、モモ肉がどれか分からなかったので、とりあえず一番安い鶏肉を買ったらそうなってしまった。
安いからムネ肉かなと思っていたがやはりそうだった。
満足して食べていると、またさっきとは違う男性に話しかけられる。
この宿はほとんどの客が日本人のようだ。
30代後半から40代くらいだろうか。
面白い方で、1年くらい中央アジア、中でもキルギスに居着いていたらしい。
山にマジックマッシュルームを取りにキャンプに出かけたり、観光客がこない秘境の湖に出かけたりしていたらしい。
また、キルギスでは同窓会を盛大にやるそうだが、とあるキルギス人と仲良くなり同窓会に友人として呼ばれ出席したらしい。
キルギス人でもないのにすごくないか。これ。
他にも、キルギスのお祝いの席にて、生きている馬を一から捌いている様子の写真を見せてくれてたり、ロシア語の文法の話をしてくれたり、面白かった。
そんな話を聞いていたら、あっという間に昼過ぎ。
夜に備えて一時仮眠し、夕食を摂る。
またさっきのキルギスの人と会話をする。
ロシアあたりではひまわりの種を食べるらしく、持ってきている分を分けてくれた。
ピーナッツをもう少しアッサリした味にした感じの味で美味しい。
そうこうしていたら、もう20時近く。
オーロラツアーに参加するため集合場所に向かう。
宿から歩いて10分ほど。
思ったより立派なバスに乗り込み、出発である。
バスで40分ほどで、ソンカイアルビという湖のほとりに到着。
日本人ガイドのツアーで道中オーロラについて色々教えてくれた。
日本語でオーロラは極光とのこと。
極光。なんだかとても気に入った。
ソンカイアルビに到着し、小屋に案内される。
基本小屋で待機して、オーロラが見える時だけ外に出るスタイルらしい。
小屋ではおじいちゃん、おばあちゃんの2人が世話をしてくれた。
2人ともにこにこしている。
雰囲気に合わせてか、かわいい服を着ている。
小屋で振舞われた、シナモンの味がする甘酸っぱい温かい飲み物が美味しかった。
グルーギといって、本来クリスマスに飲むものらしい。
他にも、焼き菓子や紅茶が用意されていたが、全部美味しかった。
ハートの焼き菓子はロータスビスケットと似た味がした。
市販らしいので探そうと思う。
小屋には焚き火があり、焚き火でウィンナーを炙って食べるイベントがあった。
隣に座っていた女性が一緒に焼きましょうと声をかけてくれたので、一緒に焼く。
これをきっかけにその女性と仲良くなり色々雑談した。
しばらく小屋にいると、オーロラ見えますよとガイドの方が。
湖畔まで出て空を見上げていると、白っぽい雲のようなものが広範囲に出ている。
これがオーロラらしい。
肉眼では白っぽくて雲と違いがわからなかったが良いカメラで撮った写真だとこの通りである。
仲良くなった女性が撮った写真を撮らせてもらった。
ちなみに私がiPhone SEで撮った写真はこれである。
ほとんど暗闇である。
アプリを入れると多少マシに撮れるとの噂を耳にしたので明日はアプリを入れて臨みたいところである。
オーロラを無事見れましたよとのことで、証明書をもらった。